■□■トーテムポールの写真■□■

下の写真をクリックしてね。カナダのトーテムポール写真が見れます



   

トーテムポールとは・・・

北アメリカ北西沿岸に住むFirst Nations(先住民)によって制作されたもので、そこに彫られているものは
動物などですが、それらはその一族の象徴のCrest=「紋章」のような役割を果たしていたりします。
その一族に伝わる動物たちが象徴のシンボルとなっていたりします。
そして、それらは祝い事や死、事件、話などの家系の歴史が彫られています。
一番上に彫られているものが、その一族の象徴「紋章」であることが多いのでそれを見れば、
どの種族か見分けることができるようです。
そして彫られている動物たちには伝説のお話だったりそれぞれに意味があるのです。
例えば、ワシは平和と友情、ビーバーは芸術や才能、シャチは旅人や守護神、
クマは力や権威、機動力などといった意味があります。


トーテムポールの歴史
トーテムポールがいつ生まれたのかは、はっきりしていないようですがハイダ族が1770年代に
ヨーロッパ人との毛皮交易があったことが記録に残されています。
ヨーロッパ人との出会いでヨーロッパ型の伝染病が持ち込まれ、人口が激変してしまいました。
残った人々は村を捨て、別の島などに移住しました。
今ではアンソニー島のスカングァイ村落跡はユネスコの世界遺産に登録されています。
ハイダの人は彼らの島を今もハイダグアイ(ハイダ語でハイダ)と呼びます。
(ハイダグアイはクイーン・シャーロット諸島を示します)


トーテムポールの種類
House Post  家柱・家屋の中の立てられる支柱
House Portal Pole  家の入り口の柱
Memorial Pole
 家系の紋章や言い伝えを表現している記念柱、追悼としての柱。
 特別な行事(ポトラッチ・戦い)を記念して建てられる柱
Welcome Pole  村にやってくる客への村の入り口の柱
Mortuary Pole  墓柱 「死」を弔い、故人を記念する柱。先端部は遺骨が納められるようになっている
Shame Pole  争いあう族長が受けた恥を表現する柱
Ridicule Pole  相手を馬鹿にする柱
Commercial Pole  商業用柱
Friendship Pole  姉妹都市などの友好柱


<シンボル>動物たちに込められた意味
Eagle(ワシ) 優れた叡智、権威、力のシンボル。平和と友情
Bear(熊) 強大な力、機動力のシンボル、友情
Beaver (ビーバー) 賢明、努力、才能、芸術
Killer Whale(シャチ) 偉大な力と勇気、旅行者、守護神、ロマンス、やさしさ
Raven (ワタリガラス)
不思議な力を持つ、創造性豊か 「光、火、水」を先住民の 
人々にもたらしたと言われている
Thunderbird (サンダーバード) 神秘的パワー、全てのスピリットの最上級である
Wolf (オオカミ) 賢く偉大、抜け目なさ。家族愛や絆
Hamming bird (ハチドリ) 愛情、幸運、喜び。行動の調整や敏感さ、スピード
Sun (太陽) 生命力のシンボル。命の源
Moon (月) 先見。限られた高位の人のみが使える紋章
Frog (カエル) 守護神のシンボル。鳴き声で警告を発する
Salmon (鮭) 繁栄、供給のシンボル


ファーストネイションのグループ
Haida,Tlingit,Tsimshian(Nisga`s, Gitxsan,Tsimsian), Haisla,Nuxalk(Bella Coola),
Heiltsuk(Bella Bella), Kwakwaka`wakw(Kwakiutl),Nuu-chah-nulth(Nootka),Coast Sailish
Map(作成中)


トーテムポールとの出会い
初めてトーテムポールと出会ったのは子供のころ。
学校とか近所の公園にあって、幼心にその見た目に恐怖心があったのは事実。
でもその反面、なんだか怖いもの見たさで妙に惹かれる気持ちがあった。
そして1999−2000年にカナダ、バンクーバーでの生活。
トーテムポールが身近にあるこのバンクーバー、ブリティッシュ・コロンビア州では
いくつかのトーテムポールを見ることができました。
そして2005年にカナダ再上陸してみて、「やっぱりトーテムポール好きかも・・・」と感じました。
というのもアルバムを見ていたら結構たくさんトーテムポールの写真があって、
色んなものを見ていたことに気づいたのです。
そして2006年、またカナダ上陸。
アートもかっこいいと思うし、先住民の人々の伝統、芸術、知恵とか、伝わる話とか、
そういうものに魅力を感じてしまっているのです。
そんなわけでトーテムポールを彫ったりしています(笑)
もちろん今は小さいものだけど、いずれ大きなものを作ってみせます!(笑)





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ここでは私が見てきたものやいただいたトーテムポールの写真や情報を掲載していますが
記憶の糸を手繰り寄せてだったり、資料を見ての作成なので違っていたりすることが
あるかもしれませんがご了承ください。
また英文資料を訳したりしているものもあるため文章が変だったりすることもあるかもしれませんが、
多めにみてくださいね(笑)
すいません、勉強不足です。。。


このページのKiller Whale(シャチ)は、AKIRA by B-smithさんに作成していただきました。
Thank you!!



参照文献
トーテムポール世界紀行、The Totem Poles of Stanley Park, Looking at Totem Poles,
Looking at Indian Art of the Northwest Coast, Learning By Designing, Bill Reid, Carving a totem pole








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